盛岡・花巻一人旅
2015年10月24日〜25日、一泊二日で盛岡・花巻に一人旅に行ってきました。数日前に突然決定した弾丸旅行です。
宮沢賢治の世界観が小学校の頃から好きで、幼い頃家族で行った宮沢賢治記念館にもう一度行きたいと思っていました。幸い大館〜盛岡間に割と本数多めの高速バスも出ていてアクセスも便利(1人旅ではあまり運転したくないので)。
これまでも直前予約だと空き部屋を安く予約できたことがありましたが、このときも普通にいいホテルなのに3000円ほどで泊まれるという経験をしました。じゃらんか楽天かなにかのポイントがたまっていたんですよね。
旅の主な目的
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宮沢賢治の世界にひたる
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昔行った施設をもう一度巡る
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温泉
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1人居酒屋
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バス・電車移動でゆっくり考えごとをする
…とまぁ、いつもの一人旅とだいたい一緒です。後半はいつものことです。
一人旅はなんの制約もなく、じぶんの行きたいところを選び、やりたいことをやり、食べたいものを食べ、移動時間は寝るも音楽をきくも考えごとをするも自由!!というのが最高ですね。
あ、ふだんの2人行動が嫌という話ではなく、楽しみ方が根本から違うといいましょうか。どちらにもいい面があり、どちらもやりたい。ということですね。
1日目
雨の大館駅。つめたく冷える日でした。バスはお昼の便で、駅員さんにきいたら切符を買えとのこと。しかし窓口にしぬほど並んでいて(※大館比)10分ほど待ってみるも微動だにせず、大変に焦る。その場でスマホで必死に調べ、ちかくの秋北バス窓口でも買えると知るも、土日休みであえなく撃沈。
焦りに焦りまくったのだが、けっきょくバスを降りるとき普通に払えばよかったのだった(つまり、路線バス方式だった)。先に言ってよ〜。
ここにたっているテントは、この秋田犬のためのもの。
ちかくに人が全然いなかったけど大丈夫なの…?
バスの中。岩手までは3時間ほどの道のり。だんだんと雨が晴れてきた。
盛岡到着
盛岡駅到着。晴れたよー!
バス乗り場がめちゃくちゃ広かった。帰りの切符は券売機で事前に購入。
盛岡は風がぬるくて寒くない。
有名人でたー。
その後、駅が広すぎて迷い、かなりの時間うろうろする。疲れて外で座っていると、雨がぽつぽつ…そう、わたしは雨女。
めげずに傘をさしつつ、駅の向こうへと歩いていってみる。
夏におっちゃんとこのへんに来たな〜と思いながら歩いていると…おや?
「よ市」やってたー!そう、知らずに来たけれどこの日は土曜日。それも午後3時をちょうどまわったぐらい。なんてタイミング…にしても、小雨決行とはいえ、もはや小雨といえないぐらいざあざあ降りなんですが。
しかし、この天気でもすごくひとが多い。食べ物屋台と新鮮野菜がメインのようで、日用雑貨のお店もありました。もともとこの通りにあるお店はそのまま扉開いてたりとか。
焼き鳥とビールあおりたかったですが、さすがにおじさんに混じってひとりは無理でしたw でも今ならやるかもしれない…(※記事を書いているのは1年後です)
よ市も前から興味があったのでラッキーでした。新鮮野菜なぞは、ここが地元で車だったなら買い込んだところなんですが…荷物になるものはなにも買えない。つらい。あと雨と冷えがつらい。
至るところに賢治モチーフがあるんです。たのしい。
でもね…じつは夏におっちゃんと来たときにも賢治堪能してるので、あんまり写真がないの…
賢治が「注文の多い料理店」を出版したことで知られる光原社もこの通りにあります。中もみどころが多く、カフェやショップもおしゃれ空間ですっごいオススメ。でも夏に堪能したから(以下略)
雰囲気がもう、好き。
立ち飲みをやっていたベアレン。岩手で地ビールをつくっている会社だそう。おっちゃんと来れたら楽しそうなんだけどなあ。
ぐるりとまわり、あったかい食べ物や飲み物の屋台もあったんですが…なにも買わず。光原社でコーヒーぐらい飲みたかったけど、この雨ではみんなおなじことを考えるので満杯。
雨の中歩きまわるのは消耗するため、しばらく光原社の外のベンチに座って、持参してきた賢治の本を読んでいました。ひたすら寒かった。
だんだん日が落ちてきたので、お店がひらく5時を待って駅前に移動。
お腹をぺこぺこに空かせて駅前の居酒屋に入ります。フェザン前て書いてる。そうそうフェザン(駅ビル)の中でも暖をとった記憶がありますw 盛岡駅前は仙台駅を彷彿とさせるような都会でした。(田舎者目線)
秋刀魚。
白子天ぷらと塩ホルモン揚げです。無意識に頼んだら揚げ物かぶりな上、どっちも内臓かよ!
ホルモン揚げは「ワカコ酒」で見て食べてみたかったんです。塩味はくどくなくてよい。
ビールが合いそうな味ですが、二杯目はハイボール。地酒飲みたかったけど、これから歩いて自力で宿まで行かなきゃならないので自粛しましたw
花巻へ
満腹になったあと、1時間半ほど電車に揺られて花巻へ。夜の電車は学生さんが多かった。電車のなかでも本を読んでまったり過ごしました。
しぬほどブレているホテル外観。いやー、駅からホテルまで歩いたんだけど遠かった…そして真っ暗すぎてめちゃめちゃ不安だった。国道沿いに出られて安心したけど、それでもやっぱり暗かったです。
今回の宿はフォルクローロ花巻。
駅からは遠いですが、隣接する東和温泉に入ることができます。 旅行といえば温泉を欠かしたくないわたしにとっては最高。
そんで中もめっちゃキレイ。部屋もじゅうぶんすぎるほど広く、マッサージ機や賢治本コーナーもあってめっちゃ充実していました。
そして温泉でいちど天国に行き、無料マッサージ機が絶妙のエアー加減で二度目の天国に行く。歩きつかれた身体に温泉さいこう。
よくわからないものを撮っている。
夕飯が早かったため、ホテルについてお風呂をすませてもまだ9時とか。
すきなだけ賢治本を読みふけります。
ホテルの自販機で買ったお酒で飲みなおしつつw
パンフレットで知りましたが、こんなものもあったんですねー。
銀河鉄道の夜の内容をモチーフにした内装や、ライブラリあり・プラネタリウム上映ありで、賢治ゆかりの地をたどる沿線の旅…だそう。SLってだけでも絵になるのになんて素敵なの。
いちおう見てみたけど、時間的に全然無理でした。事前にスケジュール組まないとこりゃ乗れないわ。
ルームキーも可愛かったなあ。
というわけで1日目はここまで。次回へ続きます。→2日目の記事はこちら。
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