行くのが早すぎまして。
ここのところの陽気で、この一週間で一気に開花が進んだ気配。
おっちゃんの家から片道30分の、大館市比内大葛地区にある「ベニヤマ自然パーク」へ行ってみました。
ちなみに2016年4月24日の話です。
朝8:00、人っこ一人いませんでした。ガラーン。
そして桜も驚くほど咲いてませんでした。ほんのすこし赤みがかってる程度…。がっくり。
ただね…とにかくいい天気。青空。寒くない。朝でも9℃ほど。
えんえん山の中にきただけあって空気は澄んでるし、鳥の声しかしない。なんだこれ、めちゃくちゃ癒されるな………。
目覚めたばかりの芝生
目覚めたばかりの朝
夕ごはんの残りのっけ卵かけべんとう(別名花見べんとう)。
ていうか弁当も何も、前日までお花見の予定なんかなかったのでw ただ朝ごはんに用意してたものを持ってきただけである。
ちゃんと醤油はご飯にかけてから来ました。笑
ちらほらと開いていた数本の樹
コントラスト、最高。(でもピントが甘い…)
大葛(おおくぞ)までの道のりも美しい。
ここに来たのは今年で3シーズン目になりますかねえ。
毎年思うのですが、そして大体春しか来ないんですがw、285号線から曲がって20分ほどの道のりが、割と細い道が多いし普通に民家を縫って行く感じで面白いんです。そして美しい。
とにかく道端に桜が多い。視界に入るととっても目立つ。
日本人は桜が好きですよねぇ……DNAレベルで。
大葛小学校前、咲いてればきれいな桜並木であろう場所。
「ありがとう、忘れないよ」的な垂れ幕があったので、閉校したんでしょうね…でっかくて綺麗な校舎。
※2012年閉校、137年の歴史があったとのこと。
でもそれも納得がいく。
通る道のおうちがどれも、かなり年季が入っているしすごく大きい。庭も畑も田んぼも。
そして、薪が積んである&薪ストーブのえんとつが窓からのびているおうちもけっこう目につきました。
つまり、この山奥の集落で昔から自給自足で暮らしてきたおうちが多い、ということ。
道中農作業に勤しむひとの姿をたくさん見かけたけど、若者は一人もなし。
こういうところを通ると「スーパーが遠いと生活大変そうだなあ」ってなんの気なしに思うんですが、ほんの何十年か前の日本ってどこもそうだったというか、自給自足でご近所同士助けあって暮らすのが当たり前だったんですよね……。
これはこぶしの花かな。白木蓮と似ててむずかしい。
のどかで車通りもほとんどないので、都度車を停めて撮影してもなんの気兼ねもなくて大変良いですな。
ただ、ひとの家の庭を撮影するのはさすがに気が引けて…
せっかくの美しい風景はほとんど撮れず。
春の花が一斉に咲くさまが好きです。こんなふうにまんさく&桜とかね。
水仙もすごかったー。わっさわっさ。
その後大館市内に向かったらがんがん咲いてましたので、やはし比内、しかも奥地のベニヤマパークはかなり遅めのようです。
ちょっと遅れて見に行ける人には良いかもですね。
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