大館のそば屋さん
オープンから1年ぐらい経ってようやく行けました。櫟(いちい)。難しい字。
大館では松くらぐらいですが、2017年9月に閉店しました。
というわけで、あれば重宝されるはずの待望の蕎麦屋さん。「十割そば」ののぼりが立ってるし、期待大。
ただこの立地。地元民のおっちゃん情報によると、今まで数々のお店ができては潰れていった場所らしいです。
17時半頃来店。ほかに女性客がひとりいました。そんなに広くはありません。
店員さんはどうやら1人でまわされているようですね。ピーク時はもっといるのかもしれませんが。
ちょっと変わった方式で、温かいそばは二八そば、冷たいそばは十割そばらしい。
この日の大館は33℃を記録。やっぱ冷たいのがいいな…と、目にとまったのが「冷やし比内地鶏そぼろそば」。
「冷やし」なのに「比内地鶏そぼろ」でしかも「そば」!?
いろんな意味で気になるのでこれに決定です。
あとから説明があったことに気づきました。
普通におすすめメニューだったのね…ラッキー。笑
比内地鶏そぼろそば 800円
あっという間に来ました。予想と全然違った見た目。冷やなのにこの汁の量とは一体…?
しずる感を狙ってみました。かなり細かいそぼろです。
まずそぼろだけ食べると…おぉ?予想外にぼそぼそしている。
食感はそぼろっぽさを通り越してざらざらですね。味わいもほぼ抜けている。担々麺のそぼろ的なものを想像すると裏切られます。
つゆはごま油が効いてますね。ちょっと濃い目。
で、そぼろと汁と麺を混ぜてぐわっと食べてみたら…合うじゃん!何これ!!
「比内地鶏感」はそこまでないものの、ごま油と汁の濃さが肉と交わることでバランスが整った、という感じでした。
別々で食べるのではなく、そぼろとつゆを一緒にいただくのがおすすめです。
珍しいしおすすめ
あとひく感じの味わいでした。冷たいそぼろってどうなの?って思ったけど、違和感なかったです。
あとねえ、肉が混じった汁は結果的にごくごく飲めるんですよ!これすごいな。
記事によれば山形の肉そばというものがベースになってるらしいですが、他にこういう蕎麦を食べたことがなかったので、アリなんだな〜と思いました。
麺が美味しいです。これは完全にわたしの好みでした。もともと更科派ですが、池田屋よりもさらに好きかな。
温かい二八そばのほうも気になりますね。
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