秋田の冬景色
「比内とりの市」に出かけた日はきれいな空でした。
それこそ「うつくしい秋田」だなぁ、と思って青谷明日香さんの記事を書きました。
こんなTHE:道路じゃなくて、白く染まったきれいな山並みを撮っておけばよかった。笑
寒いのは苦手だけど
秋田の冬も、雪もすきです。
しんしんと音もなく降る雪の夜はひたすらに静か。
夜中には除雪機の音、早朝にはご近所さんの雪かきする音で目覚めて、登校する子どもたちはもこもこに着込んで白い息を吐いて、雪玉投げ合ったりつららをとってみたり。
きんと冷えた冬の夜空は夏のそれよりも透き通るし、雪も降らないほど冷えた日には寒いを通り越して痛いほどの空気。
昔そんなふうな意味で「秋田の冬が好きだ」とTwitterで呟いた際、「雪かきの大変さも知らないで安易に言うんじゃない」と批判されたことがあったなぁ。
実はわたしは雪かき、けっこうすきなんです。
といっても毎朝毎朝、きっちり綺麗にやるひとたちとは比べものにならないですが。
冬なのに汗をかく(しかも朝から)って気持ちいいし、ご近所さんと挨拶を交わしながら、おんなじ行動をとるってなんだかコミカルな気もする。
10代の頃は雪かきしつつ、かまくらも雪だるまも作った。みかんも埋めた。(冷凍みかん)
雪国に住んでて雪が嫌い、って言うより、大変だけど住んでいるここが好き、とわたしは言っていたい。
米代川
おっちゃんの住む大館市大滝温泉には、米代川が流れています。
わたしの中では大館市の川=長木川のイメージしかなかったので、聞いてびっくり。
鷹巣からずっと通じているんですねぇ。
でも、鷹巣の水は飲める(おいしい)けど、大館の水は飲めない(おいしくない)。。。
廃墟
さて、大滝温泉には、ちょっと有名なお城の廃墟があります。
初めて近くまで見に行ってみたら、想像以上にぼろぼろ。
かなりの年月が経っているようです。
話に聞くところによれば、大滝温泉は数十年前にはとても栄えた温泉街だったとのこと。
当時の写真をポストカードで見せてもらいましたが、桜並木が見事だった時代もあったんですね。
温水プールと温泉施設の「湯夢湯夢(とむとむ)の湯」も潰れ、宿泊施設も次々と廃業し、いまは観光地の影もなし…。
遠くからでもよく見える高い建物のホテルも既に廃業しています。
ちなみにこのお城もよく目立ち、運転していて突然目に入るとぎょっとします。笑
思い切り川のへりに建っていて、目の前を茂った樹々が覆っているため、引きの画が撮れず。
冬になると橋には雨風除けが張られます。雪国仕様だね。
ちょっと小ネタ
大滝温泉街の側溝は温泉が通ってるので、雪かきで雪を捨てるそばから溶けていくのは爽快だよ!
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