秋田在住シンガーソングライター・中川正太朗ニューシングル「カラフル」レビュー。

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「せいたろう」と読んでね。

 

秋田市出身・在住のシンガーソングライター、中川正太朗(しょうたろうじゃないよ!)さんとの出会いは、2015年2月の「ノシロック」での共演がきっかけでした。

それから県内ツアーで鷹巣に歌いに来てくれた際にコラボしたり、大館市でのインストアライブでご一緒したり、小坂では路上、鹿角では居酒屋でのライブの前座をそれぞれやらせていただいたりと…出会ってから1年のうちに、たっくさん一緒にライブさせていただいている仲です(ほとんど県北でくっついてまわってるだけですが。。。w)

正太朗さんは秋田にいながらにして音楽活動で食べていくことをモットーにされており、過去には前述した秋田県全25市町村をまわるツアーを敢行されたり、来月にはワンマンホールライブも予定されています。

詳しいプロフィールは公式ホームページへどうぞ。

それに先駆けて発売されたニューシング「カラフル」。

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全国流通ですが、自主レーベルでのインディーズ扱いになるんでしょうか。

今まではライブに行く度に、物販コーナーでご本人からCDを購入していたのですが、これに限っては「最寄りのCDショップで、ひとりひとりが予約してくれることが大きな力になります!」と仰っていたので、例によってw 鷹巣のCDショップ「Woody forest」さんで予約して手に入れました。

3曲入り800円(税抜)と格安ですお得ですよ~。笑

ちなみにファーストミニアルバム「道端の主題歌」が入門編としてはオススメ。

この2枚が、CDショップで注文して買える商品ですね。今調べてわかったことですが、この「中川正太朗商店」でも注文できる模様。(渋いネーミングだ…)

この他にもライブ会場限定盤が各種あったりするんですが…脱線するのでそれは置いておきましょう。笑

 

「カラフル」感想いきます。

 

1、カラフル

 

表題曲。「春」をテーマとしてファンから歌詞を募り、それらからイメージを膨らませて正太朗さんが仕上げたという、いわばファンとの共作となっています。

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ちょっとピントが合わないんですが…

「春への想いを送ってくれたみなさん」として、「里園」もちゃっかりクレジットされておりますw (2行目真ん中あたり)

ちなみに集まった作品に共通して見られた特徴として、「嬉しい、楽しいものよりもせつない、悲しいもののほうが多かった」と仰っていました。

わたしが送った歌詞もやはり、別れを連想させるタイプのそれでしたしね。春は出会いよりも、別れの季節のイメージのほうが強いんでしょうか。

曲調は明るくポップで、王道といいますか、その中にもせつなさも混じっていて、まさに正太朗さんの得意な路線だと感じました。

Aメロが今までにない感じで、2番ではユニゾンしていたり、ライブではほとんどささやくように歌われていたりと、変化がついて面白いですね。

変化といえば、サビでリズムが変わるのもメリハリがあっていいですね。

2番Aメロのエレキギターの感じや、2番の間奏のアレンジなども凝っているなと。

もともと正太朗さんは「News Paper Boys」というバンドを経験されてからソロになり、そして現在はふたたび「中川正太朗バンド」というサポートを得て活動されているので、それぞれを経験したことで、表現の幅が広がったように思います。

もちろんソロはソロで、バンドはバンドでの良さがありますし、CDはCDの、ライブではライブの良さもまた然りですが。

 

「春が来ればあなたに会える もしもその時

あなたが私の姿や声 忘れてしまっていても きっと大丈夫

また明日は来るから」

キャッチーですぐに一緒に歌えるメロディーです。

「カラフル」というタイトル通り、ぱぁっと色とりどりの春の風景が浮かぶ曲に仕上がっていると思います。

また、歌詞の中で一人称に「私」を使うのは、「孤独論者の妄想」などにも見られた手法ですね。「僕」よりも「私」を使うほうが幅広い解釈ができると思います。

 

2、ルーレット

 

シングル、アルバムともに見られる傾向ですが、社会風刺的な作風も正太朗さんの得意とするところ。

会場限定シングル「虹の行方」の2曲目、「生きているうちに言っておけ」などはまさに弾き語り映えする曲でしたが、この「ルーレット」「みんなでひとつになって、ライブ会場で叫んで歌って、鬱憤を晴らしちゃえ!」というコンセプトに思えます。笑

というかおそらく、ライブでやる前提で作られたんじゃないかな?と思いますね。サビで一緒に口ずさみたくなる感じです。

Dメロのコーラスワークも、バンドでやると映えるでしょうね~。

やはり元がバンド出身なせいか、疾走感のある曲だと特に良さが引き出されて、よりいきいきとしているように感じられました。

 

3、宛名のないメロディ

 

ゆったりとした弾き語り一本のバラードを3曲目にもってきたところがニクいですね~。笑

こんなふうに語りかけられたら、女の子はイチコロですね!(自分は…?)

バンドで映えるのはもちろんなんですが、弾き語りでも堪能できるのもまた正太朗さんの声の特徴なんですよね。

路上で経験を積まれたせいか、声量もすごいです。ですので、もしCDで知ってから生のライブを聞くと驚くかもしれませんね。

正太朗さんの曲は、目の前の人に語りかけるような距離感の歌詞が素敵なんです。代表的なのが「心の空」なんですが、この曲に関しては「僕」でも「君」でもない、第三者の視点から描かれているように感じました。

特定の誰かへではなく、幅広い相手に向けて歌われているような…。

そのほうがより大きな意味での「メッセージソング」とでもいいますか、より広い意味に捉えられますよね。うーん、やっぱどっちもいいなぁw

あ、そういえばご本人が仰ってましたが、「曲を作ると長くなりがち」だと…この曲も5分半あります、「心の空」に匹敵しますねw

 

バランス良く楽しめる3曲。

 

明るい曲も暗い曲も、ロックでポップな曲もゆったり聴かせるバラードも。

どれもそれぞれに味わいがあって、新しい曲を発表するたびに新しい一面を見せてくれ、心をぐっと掴んで離さない正太朗ワールド。

3曲ともちがった表情があって、満足感の高い作品でした。

 

正太朗さんという人。

 

歌、声、曲、歌詞、世界観…正太朗さんの魅力はたくさんあるのですが、最初に魅了されたのは正太朗さんのキャラクターだったかもしれません。

どんな場においても、どんな相手にでも、とにかく腰が低く礼儀正しく、はきはきとまっすぐ相手の目をみてお話される方なんです。

少し空間を共にしただけでも「ものすごい気遣いされる方だな」と気付かされたり、また、言葉選びも的確で…たとえば知らない場所のイベントに呼ばれて行ったとき、音響やセッティングに要望があるときの、その伝え方がすごくお上手なんですよね。自分の意見は通しつつ、決して相手を不快にさせない。

一緒にいても変にへりくだることもないし、それどころかよく喋りよく食べ(すんごい大食いなんですw)よく笑う。時にはめっちゃ酔っ払うw でもやるときゃやる。そのすべてがすごく自然で、かつ魅力的なんですよね。良い意味で「人間臭い」というのか。

彼の歌もそうだと思うんです。そういう姿勢やことばにこそ、人柄は出るものだと思うし、もちろんそんな彼がつくる歌にも、彼のキャラクターが滲み出ているとわたしは感じています。

だからこそ、ずっと応援し続けたくなるし、ずっと追いかけるファンがたくさんいるのだと思います。

彼は自分自身に大きな目標を掲げ、ひたすらそれに向かって1日1日、一歩ずつを全力で歩いています。

その様子が発信されるたびに、その情熱に感嘆し、また励まされ、パワーを分けてもらっている。そんな気がします。

そしてきっと同じように励まされているファンがたくさんいることでしょう。

 

「会いに行けるアイドル」ばりの距離感の近さが魅力の正太朗さんの世界、一度味わってみてはいかがでしょうか?(何だこのシメは…)

 

書いているのはこんな人。

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