コトノタネ

人生フルーツ&この世界の片隅に。御成座で映画2本立て

time 2017/03/02

人生フルーツ&この世界の片隅に。御成座で映画2本立て
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またまた御成座に行ってきました

大館市の映画館、御成座(おなりざ)ライブイベントに行ったり映画を見に来たクレープを買いに来たりと、日々お世話になっております。

さて、2017年3月は話題の映画2本立て。「この世界の片隅に」が大館で観られるなんてうれしいですね!1日はファーストデイで1,100円で観られるので、ついでに「人生フルーツ」も一緒に見ちゃおう!というぜいたく映画ざんまいです。

各種ドリンク・ポップコーンもありますよ。

(おっちゃんの手)

看板うさぎのてっぴーにも会えました。きょうはおとなしかった。前回はぴょんぴょん跳ねて逃げられたのにw

人生フルーツ

まずは人生フルーツを10時〜。お客さんは10人ぐらいで、年配の方が中心ですね。以前御成座で見た「ふたりの桃源郷」のように、老夫婦の人生をみつめるドキュメンタリー。

ニュータウンの中に建つ平屋は、雑木林のなかにあって風が通り抜ける場所。色とりどりのフルーツ・野菜を畑で育てながら、手づくり暮らしを楽しむふたり。

90歳になる修一さんは建築家。イラストを書き、看板をつくり、草むしりをしてと、毎日すんごい元気。細かい手しごとが好きなんだな〜。お孫さんがドールハウスを欲しがった際、「プラスチックはだめだ」と超本格的な木製のドールハウスを手づくりしちゃったのはすごかった。

家や庭のあちこちにある手がきの看板や、いつも買い物をしているお店へどんな料理をつくったかをイラストつきのはがきで送る様子に、人柄がにじみ出る。この歳になってもなお、全国から建築の相談が来たり、台湾で本を出版してサイン会を行ったりと精力的。

奥さんの英子さんもいろんな本を出版されている人。手づくりジャムやコンポート・特大プリンなんかを日々作り、機織りまでしてた。

修一さんがじゃがいも料理が好きだからと、じゃがいもを使った料理を日々作ったり、修一さんは”かねのさじ”がダメだからと木さじを用意したり。しかも朝ごはんは英子さんはパン、修一さんはご飯なので、毎朝別々につくっている…!すごすぎる!

「お父さんのやることに反対したことはない。お父さんのいいようにするのがいちばんいい」という考えは、THE・昭和の女ってかんじですね。修一さんは普段はおっとりとしているけど、言うときはバチッと言う人。

若い頃理想とする建築物がつくれなかったけど、自分が設計した場所に40年住み続け、はげ山だった裏山にどんぐりを植える活動をして、40年たった今は豊かな緑の森になった。

まちの中に緑があれば、枯れ葉が落ちて土を肥やす。自分たちがのこせるものはお金ではなく、豊かな土だ。それはやがて豊かな作物を実らせるから…。「孫のときまでに土を豊かにしておかないとね」と笑う。

枯れ葉を集めて土にまく。堆肥コンポストにも入れる。これはわたし自身も庭しごとを始めてから知ったことで、枯れ葉をまくだけで微生物が仕事をしてくれて、勝手にいい土になるんですよね。

ふたりが日々を愛おしんで暮らしているのがよく伝わってきて、なおかつ、すべてが「未来につながるように」考えられている。40年前に今の家に住み始めたときに植えた木や竹が、今や立派に成長しまくっている。コツコツ、ゆっくりでいい、という視点ってすごいなあ…。

普通に暮らしてたら、10年も20年も先のことなんて想像がつかない。この先どうなりたいから今こうする、とか、理想はあってもなかなか具体的にできないことのほうが多いんじゃないでしょうか。

人生をフルーツのように実らせること。このふたりほど説得力のある生き方はそうそうない。

この世界の片隅に

13時からは「この世界の片隅に」。原作はマンガですが未見。こちらはぞろぞろとお客さんが来て、かなりの賑わいでしたね〜。若い人もちらほらいました。

評判通り、主人公すずの声をあてたのんが素晴らしかったです。雰囲気にすごい合ってた〜。広島弁もいい。

戦争ものの映画、というだけで何か身構えてしまうところが誰しもあると思うけど、アニメな分見やすいし、なにより「日常」を大切に描いた映画というのがよかった。

そこには笑いもあったし、恋愛もあったし、家族もあった。今のわたしたちの日常と何ら変わらない「生活」が。

19歳で知らない土地へお嫁に行って、ストレスでハゲができるほど奮闘する姿。それでもだんだんとまわりに受け入れられ、受け入れて、配給が少なくなっても着る服がなくなっても工夫して暮らしていく姿。いろんなひとたちとの「再会」もよかったなぁ。

小さい頃から絵を描くことが好きで、食べ物がないときは絵を描いて励ましたりして…。だけど戦争が、すずから絵を描くことも奪ってしまった。

はじめて空襲が来てからの描写は、前半のほのぼのさとは一線を画す描写で、見ていてつらいものでした。みんなから笑顔を奪うできごとばかりが続きます。

「ここで生きていく」という覚悟と揺らぎのなか、あらゆる感情のなかで葛藤し、これまでに思いを馳せる。戦争が激化する前との差がくっきりと浮かび上がります。

最後は意外な出会いで幕を閉じました。子どもから大人まで、いろんな人に見てほしいですね。

映画DAYを堪能

1日に映画2本見るなんて普段はなかなかないし、どちらもすごく良い作品で楽しめました〜。こんな日もいいものだ。

2本とも3月いっぱい上映しているので、近くの人はぜひ見に行ってみてください。時間は週によって変わるのでホームページを参照のこと。

 

書いているのはこんな人。

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里園(りえん)

里園(りえん)

秋田県北秋田市出身・在住、1985年生まれ。 横浜、大阪での料理人時代を経て2013年帰郷。2016年ブログ開始。食べあるき・地域情報・音楽・レシピ・畑など多ジャンルネタで更新中。

OMIYA!でおみやげライターやってます
Locketsに参加しています

登場人物:おっちゃん→料理人の相方。キッチン昼ノ間のシェフ。お酒好き。

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