きりたんぽを再現したお菓子があるのをご存知でしょうか?
ありそうでなかった、見た目も味もきりたんぽそのものの商品です。
北秋田市で作られているというゆかりから、販売場所や食べた感想をご紹介しますね。
きりたんぽとは
言わずもがな、秋田県の郷土料理として有名なきりたんぽ。
つぶした米を棒に巻いて焼き、鍋に入れたり味噌をつけて食べたりします。
地元民が家庭で食べるのは鍋がメイン。きりたんぽそのものだけでなく、きりたんぽ鍋のことも「きりたんぽ」もしくは「たんぽ」と呼びます。
用例としては、「今日たんぽ食べるべ〜」って感じですね。
お菓子になったきりたんぽとは
お菓子になったきりたんぽは、北秋田市綴子にある北国さくら本舗が企画・販売している商品。ちなみにお菓子の総合商社サクラバも同じ経営元です。
2015年に「きりたんぽスープ味」が発売され、好評だったことから2016年には「みそつけたんぽ風味」が登場。ふたつの味の詰め合わせギフトセットもあります。
わたしは以前から存在を知っていて、おみやげ紹介サイトOMIYA!でも記事を書きました。
参考
お菓子になったきりたんぽ(きりたんぽスープ味)OMIYA!
参考
お菓子になったきりたんぽ(みそ付けたんぽ風味)OMIYA!
中身はきりたんぽと同じように、真ん中に穴があいた筒状。長さは本物のきりたんぽの半分程度でしょうか。
こんがりとした焼き目が再現されていて食欲をそそります。1袋に8本入りです。
お菓子になったきりたんぽを食べてみた
食べた人の感想は「うまい棒にそっくり」というものが多いですね。確かに見た目は近いものがあります。
ただ実際に食べてみると、うまい棒ほど軽くはなく、ザクっとかための食感です。生地感も粗め。
きりたんぽスープ味
外側こそかためですが、一度噛んでしまえばふわふわしていて口のなかですーっと溶けていきます。
ただ、かじりつくとボロボロと崩れて散らばってしまうのが難点。きれいに割れないんですよね。
かたさがあるゆえ手で折ることもできないので、こぼれやすいのは覚悟しましょう。
全体的にはふんわりとお米の甘さがあり、鶏ガラと醤油の風味も感じられました。ちなみに材料にはごぼうパウダーも使われてます。
そんなに味は濃くなく、素朴なお米のお菓子といった感じ。
みそつけたんぽ風味
みそのほうが色が濃い、というわけでもなく、見た目はきりたんぽスープ味とそっくり。ただにおいはけっこう違いますね。
噛んだ感じもみそ感が出てます。きりたんぽスープ味よりは甘い味付けです。
こちらもしょっぱいということはなく、あっさりしていました。味噌味噌はしてません。
後味にお米の甘さがあります。
おみやげにおすすめ
秋田県のおみやげの記事をたくさん書いてきましたが、きりたんぽに絡めたお菓子ってありそうでないんですよ。
食べやすいサイズ感、買いやすい値段、個包装でバラまき用にも最適。
しかもきりたんぽは、他県の人にも知名度が高いですからね。
地元の人が食べる機会はあまりないかもしれませんが、他県の人へのおみやげにはうってつけではないでしょうか?
買える場所
1袋8本入り346円(税込)で、わたしが確認済みの販売場所は以下のとおりです。(※販売が片方だけのところも含む)
- 秋田駅トピコ
- 秋田空港・大館能代空港
- 福助堂(北秋田市)
- 道の駅(たかのす・かづの・しょうわ・おおがた・ひない・にしめ・かみこあに・なかせん・さんない・ふたつい・鳥海郷・おおうち・岩城)
- あきた美彩館(東京)
- 秋田県物産振興会 楽天市場店
- 北国さくら本舗HP(※12袋〜)
このほかにも、県内のスーパーでも売っているところがあると思います。
地元で作られているお菓子なので、ぜひメジャーになってほしいですね。
秋田に旅行に来る人、そして県外へ旅行に行く人は、おみやげにしてみてはいかがでしょうか。
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