懐かしシリーズ。
思い出したときに過去の旅行記を載せていくシリーズです。
2012年春のお花見記事を投下。時期外れという声は無視。
2012年4月13日の日帰り旅。大阪に住んでいた頃です。
京都府山科駅。駅前にいきなりでっかい枝垂れ桜。
当時まだiPhone4sだったので、画質がいまいち。
住宅地てくてく。歩いてたら汗ばむぐらいの陽気で、長袖を捲る。
京都はけっこう、山である。
大好物のレトロなやーつー。
今は廃線になった場所、もとはここに汽車が走っていたのね。
名称、山科疎水(やましなそすい)。今回の目的地です。
疎水とは用水路のこと。
春ぴあで見て、菜の花と桜の共演が見たいと思って来てみました。
最高の満開のタイミングだぜー。
花見の時期の京都はヤバイとぴあには書いていて覚悟して来たが…
そこまでじゃない。余裕で歩ける程度。
もしかして穴場だったんじゃね?とちょっと嬉しくなる。
すぐそばの毘沙門堂、名物の枝垂れ桜は散り始め。
たくさんの木の棒で支えながらようやく立っているご老木。
樹齢、百数十余年とのこと。
八重桜は鮮やかでした。
ふたたび疎水へ。
もともと「琵琶湖疏水」からの流れであり、4.2kmも続く桜並木街道の一部なのだそう。
水の流れ、桜、菜の花。それに割と強めだった風と、時折響くホケキョ♪の声。
背景にはひたすらの山。
景色とBGMが奏であって最高だったね。
これで青空だったなら言うことなかったけども。ものっすごい曇天。
このまま育ち続けたら、いつか水面にとどくんじゃないか、などと考える。
疎水を挟んだ反対側は菜の花ロード。
菜の花の香りがむんむん。ハチもぶんぶん。
絶妙に入り込んでくる紅もまたよし。
移動して、蹴上(けあげ)駅。
疎水はここまで続いている。
蹴上インクラインは、廃線跡地。
線路沿いに桜並木が見られます。
「桜の花びらほど美しいゴミはない」…と誰かが言っていた。
琵琶湖疏水を遊覧船が優雅にわたっていく。
何となく人並みの流れにのって歩いていたら、赤い鳥居が見えてきた。
平安神宮にたどりつく(偶然)。
めちゃくちゃ広かった。どうやら日本庭園が有名らしい。
すでに歩きまわって疲労していたので見ていませんが。
しかも雨がぱらついてくるという…。
ピンク色の、桜に見立てた「桜みくじ」がかわいい。
(意味深)
その後哲学の道まで歩き、ぐるっと一周し、夕方までひたすらに歩くという何かの苦行みたいなことをしていました。
ようやくバスに乗ろうかと思えば、外国人混じりの大行列に30分待ち。
ここにきてお花見の時期の京都の洗礼を受けたのであった。(終)
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