クリスマスマーケットとは何ぞや
小坂町の康楽館のすぐそば、天使館や鉱山事務所がある辺りで行われるイベント「クリスマスマーケット」。12月の毎週土曜夜のみの開催となっています。
何で小坂でクリスマスかというと、なんとクリスマス発祥の地らしいんですよね。
明治政府は、江戸幕府以来続いてきたキリスト教禁止令を1873(明治6)年3月に廃止しました。この年、政府から「お雇い外国人」として招かれ、小坂にやってきたのが、ザクセン公国(現在のドイツ)出身の【クルト・A・ネットー】でした。
ネットーは12月に赴任すると間もなく、村人たちを招待して故郷ドイツのクリスマスを小坂で開いたのでした。彼は、小坂の人々と祝ったクリスマスを1枚の絵に描き残しました。この絵は、近代日本初の聖夜の証です。(原画は小坂鉱山事務所で見ることができます)
ネットーの母国・ドイツで行われている「クリスマスマクルト(市場)」は、14世紀に始まったとされ、ドイツ全土の各都市で様々な催しが行われています。聖夜までの1ヶ月をみんなで食べて、飲んで、買い物をして、楽しく、賑やかに過ごしています。
「小坂のクリスマス」は、ネットーが遠く離れたここ小坂町で思い描いた、母国のクリスマスマクルトの「夢」を叶えてあげたいという願いから始まりました。
(康楽館ホームページより引用)
それにちなんで、ドイツのクリスマスマーケットにならいイベントを開催しているようです。
2015年に行きました
鉱山事務所のライトアップ。
中に入り、2階のバルコニーから下を眺めるとこんな感じ。(見知らぬ家族連れ)
デコレーションされたソリ。
デコレーショントラクターもありました。秋田県内のイベントにしょっちゅう出没するキャサリン(@catherine_akita)も乗ってます(もともと友人だけど、ほんとにいろんなイベントで会いますw)。
天使館。
中ではアカペラサークル(だったかな?)のコンサートをやってました。室内が温かいので人がけっこう集まる。
でっかいリース。
アルパカも歩いていました。ぷりけつ。
写真がありませんが屋台も出ています。ホットワインやドイツソーセージなど、なかなかそれっぽいラインナップです。
2015年時点でまだ3回目と、新しめのイベントなんですね。規模こそ小さいですがライトアップはきれい。
12月開催とあって、クリスマス気分が味わえると思います。
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