以前から行きたいと思っていた、角館の火振りかまくらを見に行ってきました。
最初に興味を持ったのはこの記事を見てからです。すごくいい記事。
参考
角館の奇祭「火振りかまくら」体験記!火の玉と踊れ、400年の時を越えてドラぷら 未知の細道
県南のイベントなのでなかなか難しく、去年は断念しました。今回は一泊して行ってきましたよ。
火振りかまくらとは
毎年2月13・14日に行われる角館の小正月行事で、市指定無形民俗文化財。
田んぼの厄払い・無病息災・家内安全などを願い、炭俵に火をつけてぶんぶんと振り回すというものです。
13日は桜並木駐車場、14日は各町内で行われ、同時にミニかまくらや光の回廊の点火・夜店の出店・お焚きあげ・冬花火などもあります。
雰囲気としてはこんな感じ。
内陸線で角館まで行ってみよう
2月の秋田はまだまだ冬。それどころか1年で一番寒い時期でもあります。
車で角館まで行く勇気はとてもないので、鷹巣〜角館まで直通している秋田内陸縦貫鉄道(内陸線)を使いました。
冬の内陸線は吹雪と強風のなかを果敢に攻めていくため、このような姿になります…(かわいそう…)
行きは急行を利用。犬っこ列車です。
秋田内陸縦貫鉄道(内陸線)急行 犬っこ列車に乗って鷹巣〜阿仁合めぐり
走ってるうちにあっという間に窓が凍り、外がなんにも見えなくなりましたとさ……
なんなら窓枠も凍ってて、手袋置いといたらくっついてました。
約2時間で角館に到着。めちゃくちゃ降ってる…。
ちなみにこの日の予想最低気温はマイナス11℃。
帽子・ネックウォーマー・手袋・ホッカイロ2つ+靴の中もホッカイロの完全防備で行って大正解でした。特につま先が冷えるので、雪の中を長時間歩くときは靴下用ホッカイロおすすめです。
駅前のちっちゃなイルミネーション、鷹巣のきらフェスみたいで親近感が湧きました。
北秋田きらきらフェスティバル〜鷹巣・児童公園でイルミネーション点灯中。(秋田県北秋田市) クリスマスイルミネーション〜北秋田きらきらフェスティバル&大館いとく〜
角館は思ったより雪が多かったです。
普通に歩道の壁がわたしの身長を越えてたので、1.5m〜2mくらい?
案内板もあちこちにありました。角館駅から会場までは徒歩15分くらいで、道は難しくありません。
会場までの光の回廊など
ホテルにチェックインして、夜です。
武家屋敷前。春には枝垂れ桜が素晴らしいところです。
(吹雪すぎてカメラを持っていくのを断念したため、携帯カメラで失礼します)
桜並木駐車場までは、ぽつぽつと光の回廊が。
火振りかまくら会場
会場到着。わらわらと人が集まっております。
夜店やうどん・そばなどの軽食コーナーもありました。
お焚きあげ。
回してますねー。これは地元の人はもちろん、観光客でも体験可能です。
子どもや女性も果敢に回してましたよ。
あちこちに燃えて落ちたわらが。
雪があるので放っておいても消えるのはいいですねw
シャッタースピード遅めで撮ってみたんですが、これが限度でした…
会場には完全防備&三脚持参のカメラマンがいっぱいいました。わたしも格好いい写真撮りたかったなー。
ちなみにテレビカメラもあちこちに来てました。
こうやって見ると幻想的な雰囲気ですよねぇ。
会場の端にはミニかまくらも。
左上に少し見えてますが、この上がカメラマンたちの撮影ポイントになってました。
イノシシ汁を食べる
さて、軽くお腹も満たしておきましょう。
気になる文字を発見。いのしし汁とな?
毎年出店しているそうです。鍋のとなりではいのししの串焼きも焼いてました。
全国発送承ります的なチラシも貼ってありましたね。
いのしし汁 500円
いのししは初体験ですよー。
ベースは薄ーい味噌汁という感じ。イノシシのダシというか脂が出てましたね。
具材はふき・たけのこ・ごぼう・ぜんまいなど、山菜が多め。
噛みごたえのある肉ですね。噛んでいるとやや独特のクセを感じましたが、そこまで臭みはありません。
肉が全体的にごろごろと入っていてお得感がありました。
冬花火
ラストは花火でーす。きっとしょぼいんだろうな〜と思ってたんですがw 意外にも長め&豪華でした!
会場からやや遠いところで見ました。会場だと首が疲れるほど近かったかもしれない。
冬は空気が澄んでいるせいか、すごくキレイでした〜。
雰囲気満点のイベント
歩いてるとめちゃくちゃ寒かったですが、会場は火を使ってるだけあり思ったよりも暖かかったです。
なかなか幻想的な空間でしたね〜。
ひたすら火を振るという、ただそれだけの行事ではありますが、独特の雰囲気がありました。
冬ならではのイベント、体験できてよかったです。
●Twitter:@akitarienblog
●Facebook:コトノタネ