ずっと行ってみたかった
毎年8月16日に行われるイベント。
存在を知ったのは&-さんのブログで見てからで、それからずっと行ってみたいと思いながらも叶わず。なぜならお盆最終日だから…。
ずっと、世間の休日=かきいれ時な仕事をしていたもので。
とはいえ去年は十和田まで足を延ばす余裕がありました。夜に予定があったので花火は無理でしたが。
そして今年。昼までの仕事を終えてひと眠りしてから余裕で行くことができました~。
灯ろうは送り盆の供養の象徴。
そんな風におごそかに行われる花火大会なんて初めてなのでどきどき。
阿仁合駅そばの河川公園へ
内陸線阿仁合駅からもすぐのアクセス。
当日は無料駐車場500台ということで何の心配もなく行ったら、市民センター的なとこに誘導されました。花火終了時まで開いていてトイレも借りられて大変助かりましたねえ。公共の施設の有効利用すばらしい。
この景色を見ておっちゃんが「半年ぶりだー!」と。そうか、前回はスノーキャンドルストリートで冬に来たんでした。
わたしは個人的にそれ以外でもしょっちゅう来てるので、久しぶり感がないw
ここをくぐれば一本道で公演へつながっていてとってもわかりやすい。灯りもついていて親切。
鷹巣でも毎年7月に「米代川花火大会」があり、河川敷でみんながブルーシート広げて間近で見上げて見るんですが、そのノリとまったく同じな景色が広がっていました。
川っぺりというのは花火のロケーションに似合うなぁ。
灯ろう流しが18時から始まっており、花火は19時半から。
18時台はまだ薄暗かったですね。
灯ろうが見える位置にシートを敷いて座りこむ人がびっしり。
ずーっとお経のようなことばを唱え続けている。
人名らしきものが頻繁に聞こえたので、灯ろうひとつひとつに向けての供養なのか…。
屋台は大きく分けて2種類。地元のお店がお惣菜・つまみ系を出している場所と、いわゆる夜店のかき氷やクレープ系。
真っ暗闇でフラッシュたいて写した1枚w
ノンアルとおつまみ系をもぐもぐしながら楽しみました。
駅もほんとにすぐそばでしたね。
花火開始
あがりはじめると、あまりの近さにびびる。普通に見上げすぎて首が疲れるレベルで近い。
写真撮っても画面におさまりきらない時もあって笑えました。
普通にそのまんま撮ってもテレビや何かで見てるような感じに撮れて怖くてこれまた笑えました。
ただのiPhoneですけど。何の加工もアプリも使ってないんですけど。 花火がめっちゃ花火らしく撮れる……。
花火の上がる場所も真正面に見えてましたが、川を挟んだ向こうはめっちゃ山で、そこから上がるんです。
ゆえに反響がすごい!地鳴りのように花火の音が山全体に響いて、自分たちが座っている地面にまで振動がくるんですよ。花火が上がるたびに!
手を伸ばせば届きそうな距離感も相まって、ものすごい迫力でした。
こんなぜいたく体験が出来るのはここならではで、都会じゃ絶対無理だよねー!とおっちゃんと激しく同意。
みんなシート敷いて眺めてるとはいえ、スペースは全然余裕あり。寝そべったりBBQしたり自由極まりない。
都会の花火大会なんか、行くまでに疲れて帰るのにも疲れて、花火より人波見てる時間のほうが長いぐらいだよ…。それに比べたらなんとぜいたくな空間なんでしょう。
人を入れて撮ってみた。
こちらは左におっちゃんを入れ込んでみました。臨場感が出るなあ。
初めて経験したのが「供養花火」というもの。さすがお盆に灯ろう流しと一緒にやるイベントなだけあるな…。 誰が誰に向けての供養なのかの説明があってから花火が上がるので、めちゃくちゃせつない気持ちに。え、こんな花火アリなんだ…。苦笑
さらに特筆すべきはナイスな司会の方(女性)。テンションが素晴らしい。普通に面白くて味がある。まわりの人が真似する声がいっぱい聞こえてきましたw
読み上げもスムーズで、きっと毎年やってるんだろうな~。このユルさも田舎の花火大会ならではという感じで好きです。
素晴らしかった
21時の最後の花火までゆっくり楽しんでから帰路につきましたが、誘導のおじさんたちが頑張ってくれていて車の波も非常にスムーズ。あっさり国道に出て、すいすい~っと帰ることができました。行きよりも早かったぐらい。
鷹巣の花火大会のほうが帰りの道は混みますね。阿仁は体勢がしっかりしてるなー。
大迫力の花火を間近で楽しめて、楽しく飲んで喋って人混みも人酔いもなし。最高すぎる。
今まで地元鷹巣の花火大会こそが、空いているわりに近くで見れる最高の花火だと信じて疑いませんでしたが、改めて知りました。田舎じゃこのレベルが普通なんだと…。
いやー、すんごい良かった。花火も空間もイベントも堪能できた感がありました。
駅からもすぐなので、飲みたい人も大丈夫!
この花火なら毎年観たいですねー。疲れないしもう最高。阿仁バンザイ。
●Twitter:@akitarienblog
●Facebook:コトノタネ