そば屋といえば。
鷹巣でそば屋といえば、老舗のこちらが浮かびます。
なのに来る機会が今までなかったのが不思議。
わたしの中ではうどんのイメージのほうが強いのですが、検索すると「そば処 池田屋」になっているんですね。
「米代うどん」「ひも川」とオリジナルのうどんを製造されており、市内の給食にも麺を卸しているとか。また近郊のイベントでもよく出店されています。
そばも手打ちと思われますが、ブランドあったかな?
あと、有名な冷やし中華もありますね。このパッケージを見れば、鷹巣人ならピンとくるはずw
駅から見て北都銀行のある交差点を右に曲がれば、「けんしん」の真向かい。
すぐ脇の細い道を入れば駐車場があるらしいんですが、わたしは運転に自信がないので遠慮しましたw
見てわかるとおり、常連は自転車で乗りつけるスタイルw
お昼はいいとして、夜の営業が18時半~と遅めなのでなかなか行けない。(我が家の夕飯は18時と早いのです)
でも遅くまで(24時までだったかな)営業しているので、飲んだあとにも良いとの噂。
われわれと入れ替わりに先にいたお客さんが帰ったのでパシャリ。
カウンター、お座敷、われわれのすわったテーブル席と、けっこうな席数です。
われわれのあとに常連さんとおぼしき方々がどんどん入店してきてにぎわう。
お店のお母さんとはもちろん、お客さん同士もお話されてたので常連さんと判断。
新聞、広報、雑誌などもあり、お冷もお湯も置いてある。昔ながらの食堂感。
我々は常連客じゃないけれど、妙にくつろげる空間に思えました。
品数もたっぷり。こういう「町のそば屋さん」感、意外と今まで行ったことなかったかも。
一年を通じて温と冷でこんなに選べるなんていいなぁー。
冬季は鍋焼き、夏季は冷やし中華とポイントもしっかり押さえているし、
「ご飯一杯無料サービス」や「毎月11日は麺の日」というのも、お客さんにとってはそそるサービスですよね。
なめこおろしうどん(冷) 800円
この日は気温が高かったので揃って冷たいほうに。
すると、なんと氷が入ってきた!その上、凍らせただし汁もかかっていて、見た目にも涼やか。
さすがに時期的に寒々しい気はしたけどw 夏だったらこの演出はすごくよさそうですね。夏なら氷も食べたかも。笑
あと注文を受けてから大根おろしを摺っていたのも好印象でした。そのひと手間が嬉しいんです。
つゆは甘すぎず、冷たいうどんによく合っておいしい。うどんは言わずもがな。
しょうがで味を変えたり、漬物もおいしかったです。
だまし蕎麦(冷) 800円
「きつね」と「たぬき」の下に名前があったので「きっと両方入ってるんだ」とのおっちゃんの読みは大当たり。
「蕎麦には油っぽいつゆが合う」と言っていたので、この具なら絶対うどんより蕎麦でしょうね。
おあげは極薄で、まったく甘くなくむしろしょっぱい!珍しいですねぇ。
おっちゃんは甘いおあげより好みだと言ってました。
そして蕎麦をベタ褒め。
「大館で美味しい蕎麦が食べられないから、いつも盛岡まで食べに行ったり取り寄せたりしてたけど、これからはここでいい!」とまで。
色が薄めであっさり目の蕎麦ですね。のどごしもつるっと軽くて、更科そばのよう。
「いな穂」さんがかなり蕎麦感の強い、やぶそばっぽく感じたので、真逆で面白いです。
つゆの味もいな穂さんとはまったく違いましたね。甘み控えめ、あっさりめ。
とはいえわたしがいな穂さんで食べたときは温かい蕎麦だったので、一概には言えませんが…(そばのつゆは、冷と温ではけっこう違うものです)
あと個人的になんですが、みんな税込み表示でわかりやすい金額なのが助かります。
メニューを見てもらえばわかるんですが、すべてキリの良い値段設定になってるんですね。
今や税込みだとキリの悪い数字になる、というほうがスタンダードなので、そういう面もお客さんにやさしいし、会計時にもスマートな気がします。
それだとおそらく増税のたびにメニューを見直すことにはなると思うんですが、それでもやってくれてるというのが好印象。
いやーしかし、うどんもそばも、満足度はかなり高し。
しかもお客さん目線での細かいサービスが充実していて脱帽です。
恐るべし、老舗そば屋。。。
そして恐るべし、鷹巣の飲食店のレベルw
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