「こびるっこ」が豊富な道の駅さんのへ
大館市から青森県八戸市に行く途中、三戸(さんのへ)に寄りました。高速を使わず下道だと、ものすごい山道なんですね…。見てください、この山道のうねりっぷり。
神経がすり減るので、次からはお金をかけても高速を使おうと思いました…
道の駅さんのへに来るのは2回目です。ほぼ岩手県との県境にあるのですが、毎回青森県なんだか岩手県なんだか混乱する…。
「戸(のへ)」がつく地名が、青森にも岩手にもあるから紛らわしいんだよなぁ。
ここの産直は、食堂のお母さんたちがその場で作って販売する「こびるっこ」(こびるはこっちの言葉でお昼休憩のこと。ようはおやつ的なもの)やお惣菜が豊富で楽しいのです。
せんべいおこわ
(あぁ、4月からあたためていた記事ということが写真でバレてしまうw)
南部せんべいで赤飯をはさんだもの。珍しくてつい買ってしまいました。できたてほっかほかでした。
せんべいはふにゃ〜っとし、赤飯はもっちもち。ちゃんとせんべいの甘味を感じますね。
赤飯と胡麻は相性がいいし、せんべいも水分を吸ってもちもちしてきてなかなかいけました。
しかし、なぜせんべいでおこわをはさもうと思ったのか、その発想がすごい。しかし、食べやすくてアリかもしれないと思いました。
10時に訪れたときには、次から次へとできたての商品が並べられていたので、早めの時間に行くといいかもしれませんね。
草餅・きんかもち
なんの説明もなく、ただ積み上げられて売られていた餅たちw
食べ口が汚くてすみませんw 手づくり感がすごいですねぇ。
よもぎの色がすっごい濃くて、味も濃いです。ほどよいサイズ感でぺろり。
きんかもちの写真がどっかいきました。くるみ味噌が入った、大きめの餃子のような見た目。
生地が分厚くてねっちりしてて、のびはしません。中は胡麻とくるみとじゅうね(えごま)ですかね、つぶつぶしたのが見えました。じゅうねも南部せんべいに使われたりする、このへんでよく食べられる素材。
中身が甘くてコクがあっておいしいんですが、厚すぎるゆえに生地の存在感が大きくてちょっともったいなかったかな。
産直で買ったもの
パックで売られていたひっつみ。たしか350円くらいだったかなぁ。
日持ちしなさそうなので、すぐ食べられるときに買いましょう。わたしもおっちゃんと相談して購入を決定。
市販のものも売られています。名前は「つつけ」ですが、ようは「かっけ」と同じもの。
ひっつみとかっけは似ているんですが、わたしの認識だと、ひっつみは鍋で煮込むもの、かっけorつつけは茹でてから味噌につけて食べるもの…だと思います。いずれも南部藩の郷土料理ですね。
かっけ用の味噌も売られていましたよ。
「かっけ」もあったので、けっきょく両方購入。このタイプならすぐ食べない場合は冷凍しておけますよ。
ひっつみ食べた
以前も書きましたが、おっちゃんの家の先祖は岩手の人なので、岩手の料理がけっこう食卓にのぼります。
ひっつみやかっけも普通に食べます。おっちゃん家では、鶏だしだときりたんぽと差別化できないという理由から、ひっつみのときは鯛だしを使うのがこだわり。
食べた感じはすごくきしめんっぽい!つるつる、もちもちしてめちゃおいしいです。途中から「もしかしてこれきしめんでいいんじゃ」って思ったのは秘密。
秋田とちがう文化はおもしろい
やはりほかの県の文化はぜんぜん違っておもしろいですねぇ。
ひっつみのパックがあんなに無造作に売られていることが、それだけ家庭で普通に食べられていることをあらわしているように思います。
串にささった、平べったい大きめの団子(名前失念)にも興味を惹かれたので、また別のこびるっこを見つけに行きたいですね。
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