18年ぶりの秋田公演
THE YELLOW MONKEYの「SUPER JAPAN TOUR 2016 −SUBJECTIVE LATE SHOW-」秋田公演 in 秋田県民会館に行ってきました。
イエモン、つい最近までツアーまわってたイメージがあるんですが。どうやら再結集ライブのファイナルが9月で、11月にはもう次のホールツアーが始まった様子。ずいぶん飛ばしてますねw ファンへの挨拶まわりの意味もあるのだろうか。何せ15年ぶりの活動再開ですもんね。今年は紅白初出場も決定しているそうで。
わたしはイエモン世代とは微妙にズレていて、「バラ色の日々」や「聖なる海とサンシャイン」をリアルタイムで聴いておりかなり後期寄り。一方でバンドマンだったおっちゃんはイエモン初期曲もかなり知っている様子。わたしがわかるのはベスト盤の曲がいいとこ…でしたが、吉井さんのソロアルバムは何枚も持っているぐらい、吉井さんの声や曲が好きなんです。というわけで初イエモンライブへの参戦と相成りました。
SUBJECTIVE LATE SHOW
さて、ツアータイトルの「SUBJECTIVE LATE SHOW」は曲名です。15年ぶりにメンバーがスタジオに集まったとき、最初に演奏した曲なんだとか。
秋田公演はツアー2ヶ所目、秋田でのライブはなんと18年ぶり。それでもチケットはソールドアウト、会場の熱気に圧倒されるばかりのアツいライブでした。
ファンクラブでこそないものの一応先行でとったはずなんですが…2階席でした。まぁ1階の後ろだとわたしには見えない可能性が高いので(※身長)、かえって見下ろせてよかったかもしれない。
グッズ売り場もむちゃくちゃ並んでましたね…入り口では電子チケットが導入されててなかなか先進的でした。我々には関係ないけどw
セットリスト
調べた結果、セットリストは以下です。(※ネタバレあり注意)
1、Subjective late show
2、ALRIGHT
3、ROCK STAR
4、 I Love You Baby
5、VERMILION HANDS
6、聖なる海とサンシャイン
7、FOUR SEASONS
8、SHOCK HEARTS
9、審美眼ブギ
10、Foxy Blue Love
11、SLEEPLESS IMAGINATION
12、パンチドランカー
13、赤裸々GO!GO!GO!
14、太陽が燃えている
15、SUCK OF LIFE
16、FATHER
17、砂の塔
アンコール
18、JAM
19、バラ色の日々
20、悲しきASIAN BOY
2時間で20曲、短い気がしたけどこんなものですかね。まさやんのときは3部編成&ダブルアンコールだったので、たっぷり大サービスだった気がしたのかもしれません。実際まさやんは3時間弱で24曲やってますが。
イエモン世代といえば30代後半〜40代がメインになると思うんですが、思っていたよりは若い人が多かった印象です。解散前のファンと、今年新たに聴いてファンになった層がいるんですね。
イエモンのような骨太ロックを、現代の若者はどう思って聴くんだろう?という点には興味があります。今はバンドブームも去って若い子があまりバンドをやらない、と先日耳にしたこともあり…。
演奏曲目
ホールツアーで、ファンのためのツアー。サブタイトルからもそれがわかる通り、演奏曲目もかなりマニアックだったと思われます。なぜなら、わたしにとっては知ってる曲のほうが少ないぐらいだったから。
新曲である「ALRIGHT」と「砂の塔」はもちろんチェックしていたし演奏するだろうと思っていましたが、ほかに聞きたい曲いっぱいあったのに…とちょっと残念。「CALL ME」聴きたかったなぁ(吉井さんソロ曲ー!)
おもしろMC
吉井さんはイメージ通り下ネタバリバリなんですね。笑 まぁロックとエロは切り離せませんしね!
秋田のことを「セカンドシティ」ってずっと言ってました。あと「前回来たときよりも(建物が)キレイになってる。Zeppみたいだね!Zepp秋田でいいんじゃない?」でもステージから見ると天童よしみさんみたいらしい。笑
メンバー紹介も面白かったです。ギターのエマさんが上下真っ白な衣装だったので、吉井さんが「性の象徴?」てずっと言ってて。あと「霧ヶ峰?」とか。イジりすぎw
ベースのヒーセさんはキラキラの赤パンツだったので「クリスマス先取り&100均で売ってそう」、ドラムのアニーさんは「暑がりだから駅でもタンクトップで歩いてて恥ずかしい」。
そして吉井さんは「永遠の中二病」と紹介され、「お子様ランチ大好き」と答えるという流れでした。
「イエローモンキーはもう解散しません!80歳ぐらいまで続けたい。あと40年…じゃない20年だw 長く言い過ぎた!」
解散して15年の月日が経っての再結成。さまざまな想いがあるのでしょうね。ファンへの感謝の言葉を繰り返し、「ただいま、そしてこれからも応援してね」という想いが伝わってきました。
50代のパフォーマンス
吉井さんは先日50歳になり、他のメンバーも50歳目前&すでに50歳越えの人もいて、なかなか大御所感が出てきてます。わたしはもともとB’z好きだし、ロックバンドが歳を重ねても活動し続けることは素晴らしいと思います。
しかしほぼ歌いっぱなし&MC喋りっぱなしで2時間、20曲演奏。。。若くても大変ですよねこれ。それを何十公演も続けるわけで。体力づくりもですが喉が持つのがすごい。吉井さんの歌声、最初から最後までブレませんでした(唯一、「バラ色の日々」でちょっと乱れたぐらい)。やっぱり生で上手い人は上手いんだ…と、森山直太朗と吉井さんで確信するのであった。こうなると秦さんの秋田公演は何だったのかと思ってしまう…苦笑。
演出がすごい
アンコールから演出が加速しまして、もくもくの煙(正式名称不明)や後ろに大きい「THE YELLOW MONKEY」の文字が出てきらびやかに点滅するなど…当たり前ですが照明のタイミングもばっちりで見ていて本当にキレイでした。
秋田公演ツイートまとめを見てみたら、いきなり知り合いがいましたw 実際、吉井さんが「秋田の人ー?」と聞いたときかなり手が挙がっていて、それが本当なら地元率かなり高かったと思われます。地元民でソールドアウトなったのは嬉しいですね。ファンにとっては「昔にタイムスリップしたよう」に楽しめたという声が多いです。小さい会場だから近くて嬉しい!とも。
アツくて熱いライブだった
ファンの熱量がすごい!というのも強く感じたこと。振り付けが揃ってるし、若い頃(?)にイエモンのライブに通いまくった人たちなのかなーと。グッズやタオルを身に着けている人も多かったですね(そりゃそうか)。
演出も凝っているし演奏はめちゃめちゃ上手いし歌はブレないしで、知らない曲が多くても楽しめました。そしてファンのイエモン愛と、イエモンの強い想いをびしびしと感じたライブでした。たまにこうして遠征して音や熱を浴びに行くのはいいですねえ。
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